富士宮の家康公用水発電所 白基調にデザイン一新 地域の憩いの場目指す

 東京発電と東京電力エナジーパートナーは、世界かんがい施設遺産の北山用水を利用した小水力発電所「家康公用水発電所」(富士宮市北山)の外観を白色を基調とした近代的なデザインに一新した。

デザインを一新した発電所=富士宮市北山
デザインを一新した発電所=富士宮市北山

 同発電所は2019年9月に運転を開始した。出力は158キロワットで、年間発電量は一般家庭約300世帯分に相当する。電力は静岡銀行の富士宮市内と近郊の計9店に供給され、電力に関してはそれぞれの二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとする。
 改装では施設を囲う建屋や壁を格子のような直線的な意匠としたほか、出入り口をガラス扉に変更。外からいつでも設備の様子を見ることができる。改装を機に名称を「しずぎんアクアエナジーパーク家康公用水発電所」と改めた。
 23日のお披露目会で東京発電の堀部慶次社長は「環境教育や防災の拠点に発展させたい」とあいさつした。

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