学芸員になりきり資料調査に集中 富士山かぐや姫ミュージアム 親子で仕事体験

 富士市の富士山かぐや姫ミュージアムで14日、博物館の仕事体験会が開かれた。市内の小学生の親子約30人が資料調査に挑戦し、学芸員の仕事の楽しさに触れた。

土器の拓本作業に集中する参加者=富士市の富士山かぐや姫ミュージアム
土器の拓本作業に集中する参加者=富士市の富士山かぐや姫ミュージアム

 児童は市内で出土した縄文土器の拓本に取り組んだ。富士川サービスエリア付近にある破魔射場遺跡から出土した4000~5000年前の物とされる土器の破片に、墨をたたいて模様を紙に写し取った。富士南小5年の野口莉沙さん(10)は「説明が分かりやすくて楽しくできた」と笑顔で話した。参加者は古文書の解読や陶磁器の大きさ測定も体験した。同館職員は、調査結果を報告書にまとめていることも紹介した。

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