B3静岡コーチ「ボールは怖くない」 富士・神戸小で教室

 富士市の神戸小5年生はこのほど、ボールの捕り方と投げ方を男子バスケットボールB3ベルテックス静岡の高村成寿アカデミーコーチに教わった。ボールに対する恐怖心が軽減し、キャッチボールを続けられる児童が増えた。

高村コーチ(左)に教わった捕球姿勢を実践する児童=富士市の神戸小
高村コーチ(左)に教わった捕球姿勢を実践する児童=富士市の神戸小

 捕球指導で高村コーチは、胸で抱え込まず手で受ける方法を指導した。両手の親指と人さし指で体の前に三角形をつくり、ボールの勢いを指で吸収するこつを伝えた。
 児童は約10メートルの距離でボールを投げ合い、3分間に何回往復させられるか計った。始めは28回だったグループが指導後に58回になるなど、捕球ミスの減少に成果がみられた。
 渡辺蒼君(11)は「捕るのが怖くなくなった。休み時間のドッジボールが楽しみ」と話した。
 授業は県のオリンピック・パラリンピックレガシー教育推進事業の一環。県教委主催の「体力アップテスト」ドッジボールラリー種目の競技力向上を目指す同校が指導を依頼した。

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