豊かな地域 カードゲームで模索 富士宮市職員 限りある予算で選択 SDGSセミナー

 富士宮市職員を対象にしたSDGs(持続可能な開発目標)啓発セミナーが20日、市役所で開かれ、市職員24人がカードゲームを通して富士宮を豊かにする事業に想像を膨らませた。

カードを見せ合って効果的な事業の選択に意見を交わす富士宮市職員=市役所
カードを見せ合って効果的な事業の選択に意見を交わす富士宮市職員=市役所

 参加者は行政職員と市民の立場に分かれ、人口減少や環境保全、経済活性化などの指標の向上を目指した。限られた予算の中から可能な事業のカード選びに知恵を出し合い、資金や人材のカードの交換を繰り返した。人口増を狙い選んだ事業が暮らしの満足度向上に作用するなど、思惑と違った展開が見られた。
 市民交流課女性が輝くまちづくり推進室の古川恵さん(31)は「市民生活にもたらす影響を今まで以上に想像しながら、さまざまなことに挑戦していきたい」と話した。
 (富士宮支局・国本啓志郎)

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