特産「内房たけのこ」求め行列 富士宮・稲瀬川でまつり
富士宮市内房地区の稲瀬川沿いで7日午前、「芝川日和 内房たけのこ・桜まつり」が開かれた。採れたての特産「内房たけのこ」を求めて静岡県内外から多くの来場者が集まった。
「内房たけのこ」は比較的軽めのあく抜きで食べられる特徴がある。内房小に設けられた内房筍生産組合のブースでは、販売開始を待つ行列ができ、用意した1300キロが数十分で完売した。
同組合によると、今年は例年より2週間ほど早い2月1日から出荷が始まり、生育は良好。市内から来た深沢和彦さん(79)は家族と14キロ購入した。「酢みそであえると、つまみに最高だよ」と、晩酌を想像して笑みをこぼした。
稲瀬川沿いの約400本の桜並木は見頃を迎え、歩道沿いに咲く菜の花との共演が楽しめる。来場者は地元のグルメを片手に、2色の花見を堪能した。