地域防災の日 救護所で診るポイントは 富士宮市医師会 トリアージの流れ解説

 「地域防災の日」の3日、県東部でも各地で大規模災害を想定した訓練が行われた。参加者は人命救助や被災者支援の流れを確かめ、有事に備えた。2日深夜にフィリピン付近で発生した地震の影響で太平洋沿岸部に津波注意報が発表されたため、訓練を中止した市町もあった。

トリアージで診るポイントを説明する医師(右)=富士宮市の北山中
トリアージで診るポイントを説明する医師(右)=富士宮市の北山中

 富士宮市の北山中では、市医師会が治療の優先度を判定するトリアージの流れを住民らに説明。やけどや骨折といった症状の患者が救護所に運び込まれた想定で、医師が診るポイントを解説した。出血の有無や痛みの具合などを確認し、搬送の必要性を決めた。
 医師は来場者に対して「持病や服用中の薬の名前を言えるようにしておくと、素早い処置が可能になる」と呼びかけた。
 (富士宮支局・国本啓志郎)

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