富士市のセルロース・ナノファイバーブランド認定 新たに2社2品

 植物由来の新素材「セルロース・ナノファイバー(CNF)」の関連産業集積を目指す富士市の「市CNFブランド認定」に、第3期として新たに市内の2社2製品が加わった。同ブランド認定品は計10社10製品となった。

新たにCNFブランドに加わった製品=富士市内
新たにCNFブランドに加わった製品=富士市内

 認定されたエフピー化成工業(同市大野)の複合樹脂「セルロースファイバー高配合樹脂」は、ポリプロピレン(PP)樹脂にセルロースファイバーを51%以上配合した。巴川製紙所(本社・東京都)と共同開発した。強度や耐熱性に優れ、すでにマグカップやスプーンなどの素材に使われている。
 大昭和紙工産業(同市依田橋)のカラー素材「十二単CNF」は、基本色を組み合わせることで多様な調色が可能。同社担当者は、色鮮やかなプラスチックの代替素材やアパレル業での活用を見込む。
 認定品はロゴマークを使用でき、市からPR支援を受けられる。
 8日に同市のふじさんめっせで開かれた「ふじのくにCNF総合展示会」で両社に認定証が贈られた。

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