富士まつり 帰ってきた夏の風物詩 花火や舞台発表満喫

 富士市の夏の風物詩となっている「富士まつり」(実行委主催)が24日、同市の中央公園やロゼシアターで3年ぶりに開かれた。ステージ発表や露店、打ち上げ花火など多彩な催しが繰り広げられ、かぐや姫コンテストも開催された。多くの市民が3年ぶりの開催を喜んで会場に詰めかけた。

3年ぶりの富士まつりで夜空を彩った花火=富士市内
3年ぶりの富士まつりで夜空を彩った花火=富士市内
かぐや姫クイーンに輝いた山本さん(右)とかぐや姫の三沢さん=富士市のロゼシアター
かぐや姫クイーンに輝いた山本さん(右)とかぐや姫の三沢さん=富士市のロゼシアター
3年ぶりの富士まつりで夜空を彩った花火=富士市内
かぐや姫クイーンに輝いた山本さん(右)とかぐや姫の三沢さん=富士市のロゼシアター

 富士まつりは新型コロナの感染拡大で2020年、21年は中止した。新型コロナウイルス感染対策として、恒例の市民総踊りの実施を見送るなど規模を縮小した。
 ステージでは、地元のチアダンス団体「C-STAR」らが出演し、力強いパフォーマンスを披露した。露店計70店が公園内の「かぐや姫横丁」やロゼシアター前に立ち並び、家族連れや浴衣姿のカップルでにぎわった。
 花火約4千発も打ち上げられ、富士の夜空を彩った。
 (富士支局・国本啓志郎)

 ■クイーンに山本さん、かぐや姫に三沢さん 富士観光大使コンテスト
 富士まつりのメインイベントで、富士市の観光大使を務める「かぐや姫」を決める「第37回かぐや姫コンテスト」の決勝審査が24日、同市のロゼシアターで実施された。グランプリとなる第37代かぐや姫クイーンに山本怜奈さん(20)=同市大淵、県立大短期大学部2年=が輝き、かぐや姫には三沢真冬さん(18)=同市松本、アルバイト店員=が選ばれた。
 1次審査を通過した9人が決勝審査に臨んだ。山本さんはスピーチに手話を取り入れ、会場を沸かせた。「気品のあるかぐや姫クイーンになり、福祉やSDGsに力を入れている富士市の魅力を広めたい」と意気込んだ。かぐや姫伝説を勉強中という三沢さんは「SNSを使って若い世代に発信したい」と話した。
 2人は1年間、市内外のイベントに着物姿で参加し、富士の魅力をアピールする。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞