線の強弱で表現 水墨画力作並ぶ 富士で29日まで
国際水墨画協会の「第39回国際水墨画展」が23日、富士市の道の駅「富士川楽座」で始まった。29日まで。
会員と、同協会の田中日菜理事長が講師を務めるSBS学苑水墨画教室の受講生計29人の濃淡を生かした39点が並ぶ。
野崎垂穂さんの「赤目滝」は、無数の細い線で勢いよく流れ落ちる水を表現した。ネコ2匹がバッタをじっと見つめる様子を描いた藤原萠月さんの「子猫」は、ネコの目を濃い線で描き、獲物を狙う視線の力強さを際立たせている。
同協会の近藤佑果理事(60)は「線の強弱にこだわった会員の力作を見てほしい」と話した。