書道、茶道でおもてなし 米高校生訪問団と交流 富士宮・星陵高生

 富士宮市の姉妹都市・米カリフォルニア州サンタモニカ市の高校生訪問団が来日し7日、同市の星陵高を訪ねた。書道部と茶道部が訪問団をもてなし、日本文化を紹介した。

書道を通して親睦を深める生徒たち=富士宮市の星陵高
書道を通して親睦を深める生徒たち=富士宮市の星陵高


 サンタモニカ高生34人が各部の部員と親睦を深めた。書道部は初めて筆を執る生徒に墨の付け方から身ぶりを交えて教えた。慣れない手つきで「ふじさん」と「ありがとう」をしたためる生徒に「グッド」などと声をかけ、和やかなひとときを楽しんだ。
 茶道部は着物の着付けを手伝い、抹茶を振る舞った。2年の佐々木愛和さん(16)は茶道の専門用語など英語の授業で習っていない表現の仕方に苦戦したものの「おいしいと言ってくれて一安心」と、胸をなで下ろした。
 訪問団は9日までの2泊3日の日程で、富士山本宮浅間大社や白糸の滝など観光名所を巡り、地元グルメ「富士宮やきそば」を味わう。夜は市民の家でホームステイする。
 (富士宮支局・国本啓志郎)

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