記者コラム「清流」 ペットボトル抑制運動

 浜松市が本年度、プラスチックごみによる環境汚染抑制のため、ペットボトル製品を使わない運動を始めた。本庁舎の全ての自販機でペットボトル製品の取り扱いをやめ、マイボトル対応の給水器を7台設置した。
 国内で出荷されるプラスチックボトルは年間約250億本で、40年ほど前に普及が始まったとされる。近年のリサイクル回収率は約9割と決して低くはないが、日頃地域の清掃活動に関わっている実感からも、ペットボトルのポイ捨ては非常に多い。回収の努力では足りず、総量の抑制が必要な段階なのだろう。
 市役所で取材をする際に、マイボトルの利用を始めてみた。これまでいかに無意識にペットボトル飲料を買っていたかを気づかされている。
 (浜松総局・宮坂武司)

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