沼津港バス停 8月ごろまでに集約 観光客らの利便性向上へ方針

 沼津市は1日、路線バス事業者2社がそれぞれ設けている沼津港バス停について、利便性を高めるため今年8月ごろまでに1カ所に集約すると、本年度第1回の地域公共交通協議会で報告した。

 沼津港バス停は、同港北側の県道沼津港線沿いにある。観光客が多く利用する沼津駅行きの同バス停は現在、伊豆箱根バスと東海バスの停留所が約25メートル離れた場所にあり、利用者は時刻表を確認するため、バス停を行き来する必要が生じている。
 8月ごろまでに、東海バスの停留所を伊豆箱根バスの場所に移設・集約すると同時に、近隣商業施設の沼津みなと新鮮館入り口にデジタル式の案内板を新設し、異なる事業者のバスの発車時刻が一覧できるようにする。
 今年4月に定期路線バスとしての運行を休止し、予約制の乗合タクシーに移行した自主運行バスの戸田・土肥線について、定期運行を9月末で正式に取りやめる方針も報告した。
 

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞