湖西、学校統廃合に反対意見 市教委の住民説明会
湖西市教委は7日夜、市立小中学校の統廃合をテーマにした住民との意見交換会を北部多目的センターで開いた。参加した住民らからは、統廃合に反対する意見が多く上がった。
有識者らでつくる学校教育施設適正化検討委員会が昨年度に示した市への提言では、今後の児童数の減少を踏まえ、クラス替えや希望する部活動ができない小規模校の課題を指摘。東小、知波田小、湖西中を同じ敷地内に統合し、小中一体型にすることが望ましい、などと結論付けた。
統廃合の対象になった地区で開かれた今回の意見交換会には、住民ら31人が参加。参加者からは検討委員会での議論に対し、地域の意見聴取不足を指摘する声が上がった。「少人数のいいところに目を向けてもらいたい」「学校がなくなれば地域はますます衰退する」と懸念する意見も複数あった。
市教委の担当者は「統廃合は決定事項ではない。意見交換を踏まえて進める」と強調した。意見交換会は5月から6月にかけ市内5地区で順次開催していて、今後も計画する予定という。