ノババックス製ワクチン 7月から集団接種【浜松市議会代表質問】

 浜松市議会5月定例会は8日、平野岳子(自民党浜松)、斉藤晴明(市民クラブ)、黒田豊(公明党)、落合勝二(共産党市議団)の4氏が代表質問を行った。鈴木達夫医療担当部長は7月ごろから、市内の新型コロナウイルスワクチン集団接種会場で、米バイオテクノロジー企業ノババックスが開発したワクチンの接種を開始する方針を示した。平野氏に答えた。
 ノババックス製ワクチンはファイザー、モデルナ製とは仕組みが異なる「組み換えタンパクワクチン」と呼ばれる種類。アレルギーなどの問題で既存ワクチンが使えなかった人への接種を想定していて、接種率の向上が期待されている。技術提供を受けた武田薬品工業が製造する。
 集団接種会場は現在、ザザシティ浜松(中区)だけで、はまきたプラザホテル(浜北区)が7月に加わる予定。当初は1会場での実施を想定している。
 市健康増進課によると、市内の10~30代の追加(3回目)接種率は約5割と伸び悩んでいる。鈴木部長は「接種をためらっている人や若い世代に対しても引き続き、ワクチンの安全性や必要性を周知したい」と述べた。

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