夢や目標の大切さ語る 北京五輪代表・杉本さん 袋井南中で講演

 2月の北京冬季五輪フリースタイルスキー男子モーグルに出場した袋井市出身の杉本幸祐さん(27)が10日、在籍した袋井南中(同市愛野)で講演した。総合的な学習の時間の一環。杉本さんは競技への向き合い方や経験を交え、後輩たちに夢と目標を持つことの大切さを語り掛けた。1年の夏頃まで同校に在学していた杉本さんは「挑戦すること」をテーマに講演。目標を持つことでモチベーションが上がり、達成までの道筋が見えてくるとし「現状の把握から計画、行動の確認までを繰り返すことが大切」とアドバイスを送った。

生徒に夢や目標を持つことの大切さを語り掛ける杉本さん=袋井市の袋井南中
生徒に夢や目標を持つことの大切さを語り掛ける杉本さん=袋井市の袋井南中

 質疑応答では、生徒から五輪の舞台に立った時の気持ちを聞かれ「ずっと夢見てた場所。いつもより緊張感はあったが、わくわくした」と振り返った。3年の玉川吟司さん(14)は「競技への熱の入れ方や時間の使い方が勉強になった。自分もサッカーをやっているので、杉本さんのそうした姿勢を見習いたい」と話した。

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