浜松市ごみ袋「1リットル1円」 可燃、不燃向け有料化素案

 浜松市は家庭ごみ有料化の議論を深めるため、指定ごみ袋の価格を1リットル1円とする素案をまとめ、7月以降にあらためて市民向け説明会や意見募集を実施する方針を固めた。現在1枚10円程度で販売されている45リットルのごみ袋は、素案通りなら45円に値上げされることになる。有料化には市議会の中でも異論が多く、市は慎重に検討を進める方針。11日までの関係者の取材で分かった。

浜松市役所
浜松市役所

 検討中の素案は、可燃ごみと不燃ごみの袋価格に処理手数料を上乗せする形で有料化する内容。3歳未満の乳幼児や紙おむつ、人工肛門、人工ぼうこうを使う人などがいる家庭には減免措置を講じる。指定袋は環境負荷の小さい素材で製造する。資源ごみは有料化の対象外とする。
 市は包括外部監査で他都市での導入が進む家庭ごみ有料化の検討を求められ、市環境審議会からも「家庭ごみ有料化はごみ減量に有効な施策の一つと考えられる」と答申を受けた。今年2月に市内各地で検討状況の説明会を開いている。
 

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