記者コラム「清流」 子どもの笑顔が原動力
浜松市浜北区の幼稚園や認定こども園が、新型コロナウイルスの影響で中止していた園外での体験会を、条件付きながら再開している。子どもたちが見せるかわいらしい様子に、協力者である大人も元気をもらっているようだ。
6月は、桜井祐一さん(81)の畑でトウモロコシの収穫体験があり、かみや時計店で時計の見学会があった。それぞれ招待された園児の素朴な反応を、桜井さんも神谷政晴店主(76)も喜んだ。2人とも、地元の幼児教育に長年貢献する原動力は、子どもの笑顔を見たいからということもあるのだろう。
ただ、参加した園児はマスク姿が目立った。コロナ禍が完全に過ぎ去り、思い切り笑う子どもの表情がしっかり見られる日が来ることをあらためて願う。
(浜北支局・松浦直希)