伊豆の地域情報誌「KURURA」 記念10号へ小中生始動

 伊豆市の魅力を地元の小中学生が取材、執筆する地域情報誌「KURURA(くるら)」の第10号の発行に向けた第1回講座が12日、同市の修善寺生きいきプラザで開かれた。小学4年から中学3年までの21人が参加し、体験を通じた情報誌の制作に取り組む。

初回講座でゲームを通じて親睦を深める参加者=伊豆市の修善寺生きいきプラザ
初回講座でゲームを通じて親睦を深める参加者=伊豆市の修善寺生きいきプラザ

 今年のテーマは「伊豆ブランド」。10周年記念で例年よりもページ数を増やし「伊豆でのんびり癒やされよう」「伊豆できらり輝く人」の二つの特集記事で魅力を紹介する。
 子どもたちはプロのカメラマンやイラストレーター、ライターから技術を教わった後、夏休みを活用して市内の老舗旅館や日帰り温泉、人気のカフェなどを訪れて関係者に取材する。
 初回講座では自己紹介を兼ねたゲームで親睦を深め、制作する意義の説明を受けて訪問する取材先を決めた。制作を経験したOB・OGの中学生と高校生でつくる「子ども編集部」が進行、大学生で組織する「コネクトチーム」が企画を担当した。編集部の永田千怜さん(中伊豆中2年)は「伊豆には豊かな自然、面白い人、おいしい食べ物がいっぱいある。活動を通じて学校とは違う形で友達と仲良くなれる」と魅力を語った。
 活動費を支援するファンクラブを設立し、会員の募集も行っている。初回の制作から関わる事務局の高橋いづみさんは「OB・OGの子たちは時代に対応し、オンラインも活用して活動を支えてくれている」と感謝した。

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