丸子舞台、トレラン開催へ 運営費募る
静岡市駿河区丸子の住民らが、2023年2月5日に丸子地区を舞台にしたトレイルランニング大会を開催しようと、コース整備費や運営費を賄うためのクラウドファンディングを実施している。実行委員会は「歴史や文化を堪能してほしい」と準備を進めている。
山地を駆けるトレイルランニングは近年人気で、同地区を訪れるランナーが増えているという。アクセスの良さを発信するとともに、多くの人に地域の魅力を知ってもらおうと企画した。
コースは、伝統工芸体験施設「駿府の工房 匠宿」を発着とし、丸子城跡や満観峰などを巡る21キロと、子ども向けの2・1キロ。本州を縦断する山岳レースを4連覇した市消防局の望月将悟さんの助言を受けて設定した。300人程度の参加を見込み、名物のとろろ汁や丸子紅茶などを提供する。
実行委員長で、NPO法人丸子まちづくり協議会理事長の近藤武さんは「コースを整えたり、おもてなしの機運を高めたりすることで、普段から誰もが訪れやすい地域にしたい」と話した。クラウドファンディングは専用サイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で7月5日まで受け付けている。