「修善寺紙」紙すき挑戦 伝統和紙で高齢者に絵はがき 伊豆総合高生
伊豆市の伊豆総合高3年生7人が15日、同市修善寺地区に伝わる和紙「修善寺紙」の紙すきを同市の紙谷和紙工房で体験した。和紙は市内の高齢者らに贈る絵はがきに使う。
選択授業の「書道」と「地域と産業」を受講する生徒が体験した。生徒は地域おこし協力隊の舛田拓人さんや修善寺紙を再現する会のメンバーに作業の手順を教わり、専用の木枠を丁寧に揺すった。作業前には舛田さんから和紙の歴史や材料の説明を受けた。
高齢者らに書を通じて人とのつながりを再認識してもらおうと企画した。市と連携して暑中見舞いとして高齢者らに届ける。塚田加愛さん(17)は「夏をイメージした花火などをデザインし、見て楽しい作品にしたい」と話した。