将棋竜王戦盛り上げへ、実行委が決意 10月に第3局 富士宮

 富士宮市で10月28、29日、第35期竜王戦七番勝負(日本将棋連盟など主催)の第3局開催が決まったことを受け、地元関係団体で組織する実行委員会は6月16日、対局場となる同市野中の割烹(かっぽう)旅館たちばなで初会合を開いた。竜王戦の盛り上げに向けて決意を新たにした。

竜王戦の盛り上げに向け集まった実行委員会メンバー=富士宮市野中
竜王戦の盛り上げに向け集まった実行委員会メンバー=富士宮市野中

 今回の竜王戦は藤井聡太竜王にとって初の防衛戦。須藤秀忠市長は「藤井竜王と挑戦者に富士山に育まれた豊富な食材を使った料理やおやつを味わってもらい、富士宮の魅力を全国発信する絶好の機会にしたい」と力を込めた。初会合で実行委会長に就任した日本将棋連盟県支部連合会の中村洋会長は「富士宮を将棋のまちにできれば」と意気込んだ。
 実行委は中村会長のほか日本将棋連盟富士宮支部、富士駒の会、富士宮商工会議所、芝川商工会、市観光協会、市の代表者が参加。会合で前夜祭や交流イベント、大盤解説会の実施を確認した。このほか竜王戦の盛り上げに向け、市内では関連イベントとして8月28日に小中学生を対象にした将棋大会「富士宮富士山子ども大会」などが計画されている。

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