広島の箕牧さん、被爆経験を語る 静岡雙葉学園中・高

 広島県原爆被害者団体協議会の箕牧(みまき)智之理事長(80)=同県北広島町=が17日、静岡市葵区の静岡雙葉学園中・高で講演し、自身の被爆体験を基に戦争の恐ろしさを伝えた。

被爆体験を基に戦争の恐ろしさを伝えた箕牧さん=静岡市葵区の静岡雙葉学園中・高
被爆体験を基に戦争の恐ろしさを伝えた箕牧さん=静岡市葵区の静岡雙葉学園中・高

 ロシアのウクライナ侵攻をきっかけに、同中高の生徒が有志で立ち上げた平和の大切さを学ぶ企画「FUTABA中高生PEACEプロジェクト」の一環として、箕牧さんを講師に招いた。
 箕牧さんは3歳の時に被爆した。原爆で父を亡くしたことや、被爆に伴い発症した病気に苦しんだ経験を伝えた。最近は、世界情勢の不安から戦争勃発の危機を感じているといい、「戦争は絶対に反対してください」と呼び掛けた。
 第24代高校生平和大使の同高2年川口真奈さんも登壇。核兵器廃絶と平和な世界の実現を目指す署名活動を紹介し、生徒に署名の協力を求めた。
 18日はナンミャケーカイン京都精華大特任准教授がミャンマーの政治情勢について講演した。
 

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