223個の「夢風船」空へ 富士山世界遺産9周年、3年ぶり記念祭
富士山世界遺産登録9周年記念祭(富士宮市、富士宮商工会議所青年部主催)が19日、同市の富士山本宮浅間大社の大鳥居前で開催された。飲食ブースや演奏会、「夢風船」などの企画のほか、会場周辺の商店街でもイベントが開催され、大勢の家族連れで中心市街地に活気があふれた。
記念祭は3年ぶり。“ドレスコード”は富士山カラーとし、白や青の服装で訪れた来場者に富士山グッズをプレゼント。セレモニーではリーチェル幼稚園園児が合唱を披露した後、来場者で富士山憲章を唱和した。須藤秀忠市長は「来年は登録10周年。世界文化遺産富士山にふさわしいまちづくりを一層進める」と力を込めた。
会場には富士宮やきそばをはじめ、環富士山名物グルメグランプリで入賞した地元グルメなどが並んだ。星陵中高吹奏楽部や重須孝行太鼓の演奏に続き、富士山にちなみ計223個の夢風船を参加者で空に飛ばした。
宮町商店街と神田商店街はそれぞれ、「宮町まつり」と「大神田楽市」を開催。歩行者天国となった両商店街にバンド演奏やおはやしの音が響き、地元飲食店やクラフト作家のブースが軒を連ねた。