御殿場小6年児童、市長に施策提案 住みやすいまち実現へ
御殿場市立御殿場小6年1組の児童が、住みやすいまちにするための方法を話し合い、勝又正美市長への提言をまとめた。22日に市役所に市長を訪ね、直接伝えた。防災をテーマにしたグループは、防災関係の資料にキャラクターを取り入れ、子どもも手に取りやすくするよう提案した。市長は「実施したい」と応じた。
社会科の単元「子育て支援の願いを実現する政治」の学習の一環。グループごとに分野を決め、市ホームページなどから情報を集めて現状を知った上で考えをまとめた。投票で選んだ防災、子育て、環境の3分野の提案を市長にぶつけた。
子育てのグループは、子育て家庭の最大の不安要因が「お金」であるとのデータを示し、子育て関係の予算増額を求めた。環境のグループは、山の環境保全に力を入れるべきと訴えた。
市長は各分野の市の施策を紹介。「意見を取り入れて施策につなげたい」と話した。学校は市ホームページを通じて提言を届ける予定だったが、取り組みを知った市長が対面方式を希望した。