環境再生、記録映画で学ぶ 浜松・中区で上映 7月15日から

 全国で山林の再生活動を続ける矢野智徳さんを追ったドキュメンタリー映画「杜人(もりびと)」から環境問題を学ぼうと、静岡県内の有志が「いーら『杜人』実行委員会」を結成し、このほど磐田市の豊田東交流センターでトークイベントを開いた。

矢野さんの「大地の再生」運動を語る田中さん(左から2人目)=磐田市の豊田東交流センター
矢野さんの「大地の再生」運動を語る田中さん(左から2人目)=磐田市の豊田東交流センター


 矢野さんは全国の豪雨被災地を巡り、地中の水脈を人工物がふさぐことによる土砂災害の多さを指摘。負荷を抑えた開発を提唱している。実行委は矢野さんと「大地の再生」運動に取り組む菊川市の団体「くわひとつ」代表田中俊光さんらが、7月の浜松市での上映に向けて発足させた。
 前田せつ子監督(東京)がオンラインで撮影の舞台裏を語ったほか、田中さんが仲間とパネル討論し、「大地の再生の視点で見ると近年頻発する災害は人災。映画をきっかけに自然と人が共存できるライフスタイルを考えたい」と呼びかけた。
 上映は7月15~21日に浜松市中区のシネマイーラで。17、18日の来場者には18日の前田監督との交流会入場券を配布する。

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