洪水被害と対策学ぶ 浜松・八幡中 「静岡どぼくらぶ」出前講座

 浜松市中区の八幡中でこのほど、洪水や水害による被害と、その対策について学ぶ授業が行われた。県の出前講座「静岡どぼくらぶ」の一環で、2年生約120人が参加した。

水害の被害と対策を説明した講座=浜松市中区の八幡中
水害の被害と対策を説明した講座=浜松市中区の八幡中

 県浜松土木事務所と市土木部河川課の職員が講師を務めた。風水害が起きる仕組みを動画で解説したほか、2014年に同校周辺が浸水被害にあった事例を写真で紹介した。
 河川氾濫の対策として、県が馬込川下流で行う河道掘削について説明。市側は洪水時、学校の校庭に一時的に水をためる「校庭貯留」の導入を検討していると話した。その上で、「対策を施しても100%安全にはならない。普段から避難場所や経路の確認をしておいてほしい」と呼び掛けた。同校の足立美樹さんは「県や市の取り組みを聞き、身を守るために自分でも備えをしたい」と話した。

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