湖西・新居観光協会設立 合併後初の総会 事業精査、旅行商品開発へ

 湖西市内の二つの観光協会が合併し、4月に発足した湖西・新居観光協会は24日、設立後初めての総会を新居地域センターで開いた。初年度は情報発信の強化と事業の精査、新組織の基盤づくりに重点的に取り組むことを確認した。

初めての総会であいさつする林会長=湖西市の新居地域センター
初めての総会であいさつする林会長=湖西市の新居地域センター

 飲食や観光事業者など発足時の会員は77。総会には会員28人が参加した。会長には民宿「望洋荘」を運営し、新居町観光協会長を務めていた林正之さん(69)が就任する役員案が承認された。
 本年度の事業計画ではSNSを活用した広報や、持続可能性と費用、効果を考慮して事業の見直しを進めるとした。着地型旅行商品の開発や環浜名湖エリアの他の観光協会との連携にも力を入れる。
 2010年に湖西市と新居町が合併して以降も、市内では市観光協会と町観光協会が活動を続けてきていたが、統合により誘客促進や情報発信の一元化を図る。林会長はあいさつで「地域経済の活性化と市のイメージアップが新しい観光協会の役割」と話し、一致団結した活動に期待を寄せた。

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