3年ぶり念願かなう 浜松・積志小と福井の児童「やっと会えたね」
手紙を添えた風船をきっかけに交流を続ける浜松市東区の積志小と福井県越前市の武生東小の交歓会が24日、3年ぶりの対面形式で積志小で行われた。61年目の今回は、武生東小の5、6年生約60人が浜松を訪問。積志小の全校児童約840人が「ようこそ」と大きな拍手で出迎え、「楽しみにしていた」「会えて良かった」と念願の対面を喜んだ。
新型コロナウイルスの影響で一昨年と昨年はオンラインでの交流だった。交歓会で、積志小の児童は名前を書いた紙を手に、文通している相手を真剣に探した。相手を見つけだすと笑顔で自己紹介し、縄跳びやクイズで遊びながら親睦を深めた。
両校の交流は1961年11月23日、武生東小3年の児童が手紙を添えて飛ばした風船を積志小の4年生が拾ったことをきっかけに始まった。例年は3年生の段階で特定の相手と文通でやりとりし、5年生で初めて対面を果たす。武生と浜松の約190キロを結ぶ交流が伝統行事になっている。
今年10月には、積志小児童が武生東小への訪問を予定している。