湖西歌舞伎 3年ぶり定期公演 コロナ禍越え400人魅了

 地元の農村歌舞伎を継承する湖西歌舞伎保存会(青島一郎会長)は26日、第41回定期公演を湖西市の新居地域センターで開いた。新型コロナウイルスの影響で3年ぶりとなる舞台。役者は迫真の演技を見せ、市内外から訪れた約400人の観衆を楽しませた。

「神霊矢口渡」を披露する湖西歌舞伎保存会の会員=湖西市の新居地域センター
「神霊矢口渡」を披露する湖西歌舞伎保存会の会員=湖西市の新居地域センター
「神霊矢口渡」を披露する湖西歌舞伎保存会の会員=湖西市の新居地域センター
「神霊矢口渡」を披露する湖西歌舞伎保存会の会員=湖西市の新居地域センター
迫真の演技を見せる湖西歌舞伎保存会の会員=湖西市の新居地域センター
迫真の演技を見せる湖西歌舞伎保存会の会員=湖西市の新居地域センター
「神霊矢口渡」を披露する湖西歌舞伎保存会の会員=湖西市の新居地域センター
「神霊矢口渡」を披露する湖西歌舞伎保存会の会員=湖西市の新居地域センター
迫真の演技を見せる湖西歌舞伎保存会の会員=湖西市の新居地域センター


 演目は、3人の盗っ人が100両の金を巡って起こす事件を描いた「三人吉三 巴白浪 大川端庚申塚の場」と、恋心が招いた悲劇の物語「神霊矢口渡 頓兵衛住家の場」。会員11人が出演した。
 化粧や着物で娘や老父に扮(ふん)した役者が舞台に登場すると、観客席からは大きな拍手が送られた。稽古を重ねた所作や言い回し、大見えを披露し、観衆を物語の世界に引き込んだ。
 新型コロナ感染拡大により、一昨年と昨年は中止だった。感染防止のため恒例の掛け声やおひねりの投げはなかったが、最後は出演者と観衆による三本締めで幕を下ろした。
 幕あいには地元の和太鼓団体「湖西太鼓ゆめ昴」の演奏なども行われた。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞