野田小栄子さん 現代美術ライブ創作 静岡「ボタニカ」
静岡市の現代美術家野田小栄子さん(77)の作品展「蘇(よみがえ)る」が静岡市葵区のギャラリー「ボタニカ・アートスペース」で開かれている。7月3日まで。
モノクロの線描が網の目のように広がる正方形の白いキャンバスがいくつも並んだ作品は、もとは1枚の大きな絵。分割して再配置した。鮮やかなピンクの地に白い絵の具が飛び散る作品も、同じ手法を使ったという。
野田さんは「個と全体というテーマに沿った作品。個々でも1枚の絵として成り立つが、合わせるとまた別の1枚の絵になる」と説明した。
会場全体を一つの大きな作品と見立て、毎日野田さんがライブペインティングを行う。野田さんは「絵の道具なども全て作品として配置した。刻々と変化する空間を楽しんでほしい」と話す。