陶芸家河内さん 美しい粉引の器 静岡市葵区で個展

 静岡市出身で、岐阜県多治見市に工房を構える陶芸家河内啓さん(54)の個展が静岡市葵区のギャラリー「青い麦」で開かれている。28日まで。

使いやすさを重視した生活の器が並ぶ河内さん(左)の個展=静岡市葵区のギャラリー「青い麦」
使いやすさを重視した生活の器が並ぶ河内さん(左)の個展=静岡市葵区のギャラリー「青い麦」

 粉引の技法を使った白い器や、瑠璃色の釉薬(ゆうやく)が美しいマグカップなど、生活の器約300点を展示した。粉引の器は、なめらかな表面の皿や茶わんのほか、ざらりとした土の質感を強調した野趣を感じさせる花器も並ぶ。
 河内さんは社会人経験の後、瀬戸市にある職業訓練学校で陶芸を学んだ。「伝統的な技法を使いながら、現代の生活になじむシンプルな器作りを目指している」と話す。

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