湖西市が企業シャトルバス活用実証実験 本格運行目指し8月から

 湖西市は8月から6カ月間、市内の企業シャトルバスを公共交通に活用するための実証実験に取り組む。2023年度中の本格運行を目指す。27日に開いた本年度第1回地域公共交通会議で計画が承認された。
 実証実験は3年目で、今回は最長期間となる8月1日~来年1月31日。本年度は乗車予約方法に自動電話サービスを加える。これまで無料通信アプリ「LINE(ライン)」と窓口での電話を活用してきたが、業務負担の軽減につながるか検証する。定期券を販売するなど利用料金の検討も進める。
 デンソーなど4社からバスの供給を受け、JR鷲津、新所原駅周辺で市民モニターに利用してもらう。愛知県豊橋市との市境をまたいで運行ルートを拡大する。
 湖西市は規模の大きな企業が立地している特色を生かし、企業の送迎バスを地域住民も利用できるサービスの構築を検討している。市民モニターを募集していて、利用を希望する市民は都市計画課<電053(576)4560>へ。

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