深海の秘密に興味津々 沼津高専で小学生向け講義

 海に精通する人材の育成を目指す「深海研究スーパーキッズ育成プロジェクト」(シヅクリ主催)が26日、沼津市大岡の沼津高専で始まった。

深海について学んだことを付箋に書いてまとめる参加者=沼津市大岡の沼津高専
深海について学んだことを付箋に書いてまとめる参加者=沼津市大岡の沼津高専

 県内外の小学5、6年15人が参加。沼津高専電気電子工学科の大津孝佳教授から「深海・駿河湾からの知見を未来に生かす」と題して、深海の秘密や不思議を学んだ。
 沼津高専の生徒も参加し、生徒が進めている深海調査の報告と海底に生息する「オオグソクムシ」の行動観察の様子の発表を聞いた。イベントの最後には児童がグループになり、分かったことや調べてみたいと思ったことを付箋に書いてまとめ、内容を共有した。
 沼津市立片浜小6年の広瀬翔太郎君(11)は「初めての講義で緊張したけど、参加者との仲が深まって良かった。深海のごみについてよく理解できた」と話した。
 日本財団「海と日本プロジェクト」の一環で計11回の講義を予定。今後は県内各地でフィールドワークや成果発表会を開く。
 

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