ボラ稚魚の大量死 有毒物質検出せず 浜松市発表

 浜松市は29日、中区富塚町の佐鳴湖につながる水路で発生した魚の大量死に関して、現場の水質や魚を詳細に調べた結果、有毒な物質は検出されず、原因の特定に至らなかったと発表した。
 23日に水路で約100メートルの範囲にボラの稚魚千匹以上が死んでいるのが見つかった。市保健環境研究所で有毒物質や農薬の有無、pH値など計17項目を調べたが異常はなかったという。市は「今後も河川の状況を注視する」としている。
 魚の大量死は河川の水温が急上昇するこの時期、全国の河川でまれに発生している。

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