日中友好 書の競演 静岡県と浙江省から50点

 静岡県と中国浙江省の友好締結40周年と日中国交正常化50周年を記念した書道交流展(日本浙江総商会、県日中友好協議会)が29日、静岡市葵区の市民文化会館で開幕した。県内と同省の書道家がしたためた計50点を展示している。7月3日まで。

県内と浙江省の書道家の作品が並ぶ書道交流展=静岡市葵区の静岡市民文化会館
県内と浙江省の書道家の作品が並ぶ書道交流展=静岡市葵区の静岡市民文化会館

 約80人が出席した開幕式で、同総商会の林立会長は「書道は漢字文化を継承するツール。展示会が両国の文化交流促進に積極的な役割を果たすことを願う」とあいさつ。同協議会の栗原績理事長は「書道家同士の交流を深める展示会にしてほしい」と期待した。
 県と同省は新型コロナウイルス禍で互いに訪問する交流事業が実施できない中、友好関係を深めようと展示会を企画した。会場には四字熟語や漢詩、同省の景色を題材にした草書や楷書などが並ぶ。

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