記者コラム「清流」 議会の“ローカルルール”

 地方議会は、市町によってルールが違う。赴任したばかりは、違いに戸惑うことも多い。沼津市議会でも、独特な決まりに困惑している。
 まずは一般質問。事前に示されるのは、登壇者の質問要旨だけで、日ごとの登壇者は明かされない。これまで七つの市町議会を取材してきたが、どの議会でも、要旨と誰がどの日に質問するかはセットで発表されるのが普通だ。
 もう一つは休憩。再開時刻を知らされぬまま昼休憩に入ってしまう。また本会議は質疑通告などを理由に何度も“大休止”。2月定例会の最終日は午後9時過ぎ、6月定例会は午後8時までかかった。
 いずれも傍聴する市民や、議会に拘束される市職員に優しくないルールだと感じる。議員の皆さんも、本当はどこかおかしいと感じているのでは。

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