磐田市議会 初の避難訓練 本会議中の南海トラフ地震想定

 磐田市議会は1日、本会議開会中の大地震発生を想定した避難訓練を市役所で初めて実施した。昨年10月に策定した議会BCP(業務継続計画)に盛り込んだ対応を確認した。

議場に備え付けられたヘルメットをかぶって避難する訓練に取り組む市議=磐田市役所
議場に備え付けられたヘルメットをかぶって避難する訓練に取り組む市議=磐田市役所

 市役所6階の議場での本会議中、南海トラフ巨大地震が発生し、震度7の揺れに見舞われたとのシナリオで実施した。市議はまず、揺れが収まるまで議席の下に潜り込み、頭部を守る体勢を維持する安全確保行動を実践。落ち着いたところで議場備え付けのヘルメットをかぶり、傍聴者役の市職員に続いて階段で避難する訓練に取り組んだ。
 寺田幹根議長は「避難ルートに障害物がある場合なども想定しながら、避難の手順を頭の中にしっかりと刷り込んでおきたい」と述べた。
 

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