30年の歩み振り返る 静岡市女性会館で記念展
6月に開館30周年を迎えた静岡市女性会館の歩みを紹介する展覧会が、同市葵区の同館で開かれている。6日まで。
同館は1992年、市内の女性団体の代表でつくる「しずおか女性の会」の要望を受け、市中央公民館との複合施設「アイセル21」として開館した。2007年からは、利用者が中心になって組織したNPO法人「男女共同参画フォーラムしずおか」が指定管理者として運営にあたる。
展覧会では、動画で同館の歴史を紹介。女性団体の活動支援に加え、時代とともに男女共同参画の推進拠点として役割を増す様子が分かる。同館を拠点とする利用団体のパネル展示もある。
同館の谷口年江館長は「社会は確実に変わってきたが、女性を取り巻く問題の解決は道半ば。コロナ禍で相談は増え、リアルに集う場の重要性を痛感している」と話す。