七夕飾り 和紙で挑戦 児童、歴史学び制作 静岡市美術館

 七夕飾りを作る児童向けのワークショップが3日、静岡市葵区の市美術館で開かれた。児童12人が七夕飾りの歴史を学びながら、友禅和紙を切り貼りし、飾り作りに挑戦した。

七夕飾りを作る児童=静岡市葵区の市美術館
七夕飾りを作る児童=静岡市葵区の市美術館

 児童が作ったのは、カジノキの葉を表現した和紙に五色の色紙を重ねて糸で結ぶ「梶の葉飾り」と、紙で着物をかたどった「紙衣」の二つ。美術館職員が、七夕で短冊を飾るようになったのは江戸時代後期からで、それ以前には「梶の葉飾り」や「紙衣」などを飾っていたことを児童に説明した。
 参加した岩崎そよさん(8)=同市清水区=は「のりをつける場所が分かりにくくて難しかったけれど、かわいい着物の飾りが作れた」と喜んだ。
 

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