伐採材で時計作り 沼津・沢田小で講座 建設業の魅力紹介

 加和太建設(三島市)は6日、伐採材を使った時計作りを通して伐採工事の過程や建設業の魅力を紹介する総合的な学習の授業を、沼津市立沢田小で開いた。同社が同校区内で施工している、2021年度沼津河川国道道路整備工事を担当する現場員と協力業者が、5年生約60人に伝えた。

伐採材を使った時計作りに取り組む児童=沼津市立沢田小
伐採材を使った時計作りに取り組む児童=沼津市立沢田小

 現場の担当者が伐採工事の目的や種類、伐採された材料を木材や紙、再生可能エネルギーの木質バイオマスに加工する工程を説明。児童からは木が育つのにかかる時間や仕事のやりがいに関する質問が上がり、担当者は「ライフラインに関わることに達成感がある」と答えた。
 協力業者の「まるいチップ工業」担当者は伐採材の切断を実演し、児童はチェーンソーの音や木のにおいを体感。講義後、児童は今回の工事で生じた約1センチの厚さの間伐材を使い、形や木目が一つ一つ異なるオリジナルの掛け時計を作った。

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