馬込川の津波対策、VRで学習 浜松市南区に水門紹介施設開所

 静岡県浜松土木事務所は7日、浜松市内を流れる馬込川の津波対策として同市南区の河口付近で整備を進めている水門の「インフォメーションセンター」を開所した。最初の視察者として同市浜北区の新原小児童を招待した。

VRを体験する児童=浜松市南区の馬込川水門インフォメーションセンター
VRを体験する児童=浜松市南区の馬込川水門インフォメーションセンター

 同センターは建設現場の西側に位置し、水門工事の様子を一望できる。工事内容などをパネルで紹介し、完成した水門のイメージ映像を仮想現実(VR)で見ることができる。
 新原小6年生約70人は建設中の水門とセンターを見学した。同事務所職員は同市の遠州灘海岸は最大で約15メートルの津波の可能性があると説明し、「地震が来たらすぐに避難を」と呼び掛けた。
 VRを体験した戸田倫太郎君は「水門の工事現場を実際に見て頼れそうだと感動した。VRは、絵や写真で見るより分かりやすかった」と話した。
 

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