自転車、安全に乗ろう 大里東小児童に「免許」 静岡

 静岡市駿河区の大里東小で7日、静岡南署と交通安全協会静岡南地区支部による自転車の交通安全教室が開かれた。県警の「自転車免許制度」を通して交通ルールを学んでもらう活動の一環で、同校は本年度の指定校。4年生約30人が安全な乗り方を身につけ、自転車免許証を受け取った。

自転車の安全な乗り方などを学ぶ児童=静岡市駿河区の大里東小
自転車の安全な乗り方などを学ぶ児童=静岡市駿河区の大里東小

 児童は交通安全指導員から規則を学んだ後、左側通行や標識など問う筆記試験を受けた。実技指導では、信号が設けられた校庭でブレーキの練習や交差点での安全確認などに取り組んだ。
 小山楼空君(10)は「休みの日は家族と自転車で出掛けることが多い。スピードを出すこともあったので交差点ではしっかり止まるように心掛けたい」と話した。
 県内では昨年、小学生が関わる人身事故が516件発生。同市内は77件だった。白鳥英雄地域交通官は「夏休みになると自転車で出掛ける機会が増える。学んだことを思い出して運転し、下級生のお手本になってほしい」と呼び掛けた。
 

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