未来のデジタル社会学ぶ 浜松・篠原小 ソフトバンク社員講師に

 浜松市は本年度、デジタル・スマートシティ官民連携プラットフォームの参加企業による学校向け講師派遣事業を始め、8日に初の授業を西区の篠原小で開いた。ソフトバンク公共事業推進本部の西郷龍太郎さん(29)=浜松市立高出身=が未来の社会について講演した。6年生約120人が参加した。

デジタル化で変わる社会について講演する西郷さん=浜松市西区の篠原小
デジタル化で変わる社会について講演する西郷さん=浜松市西区の篠原小

 西郷さんは2040年の社会を描いた同社製作のドラマを紹介。ウエアラブル端末とAR(拡張現実)の画面を操作して通信する技術や、自動運転車、排せつ物から病気の兆候を知らせる機器など、デジタル化社会の便利さを示した。「技術の発展はとても速い。変化に対応する柔軟性、深く考える力が重要」とも呼びかけた。聴講した相曽進之介君は「すごく便利な社会。今大変なことが楽になるのはいいこと」と目を輝かせた。岸章仁君は「生活が楽になると人の力や技術が失われないか」と不安ものぞかせ、豊田蒼介君も「機械に負けない人の強みを生かし、適応しなければ」と強調した。

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