ネット防犯大学生が協力 パトロールや広報 静岡県警委嘱式

 静岡県警は8日、常葉大の静岡草薙キャンパスと静岡水落キャンパスの学生計19人にサイバー防犯ボランティアを委嘱した。サイバー空間のパトロールや広報啓発活動などで協力してもらう。

藤浦課長から委嘱状を受け取る学生たち=静岡市葵区の常葉大静岡水落キャンパス
藤浦課長から委嘱状を受け取る学生たち=静岡市葵区の常葉大静岡水落キャンパス

 学生は今後、インターネット上で違法な投稿や犯罪を誘発するような有害情報などを見つけた場合、警察庁が委託した民間の「インターネット・ホットラインセンター」や警察に通報する。地域住民らを対象にした講習会や街頭での啓発活動にも参加し、インターネットの実態や危険性などを周知する。
 静岡市葵区の同大水落キャンパスで委嘱式が開かれ、県警サイバー犯罪対策課の藤浦学課長から委嘱状を受けた。早速ツイッター上のパトロールを行い、有害情報を発見して通報する学生もいた。法律学科の小林大起さん(18)は「インターネットを利用した犯罪は今後も増える。市民の被害を防ぐ役に立ちたい」と話した。

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