五輪通じ平和の大切さ 柔道銀の溝口さん、袋井・三川小で講演

 袋井市友永の三川小で8日、バルセロナ五輪柔道女子銀メダリストで市スポーツ協会会長の溝口紀子さん(磐田市出身)の講演会が開かれた。6年生の平和学習の一環。児童19人が五輪を通じたスポーツの魅力や平和の大切さを学んだ。

溝口さんが平和の大切さなどについて語った講演=袋井市の三川小
溝口さんが平和の大切さなどについて語った講演=袋井市の三川小

 溝口さんは「平和の祭典」である近代五輪の起源に触れ、「(五輪は)勝つことやメダルを取ることよりも、スポーツを通じて世界平和に貢献することが重要」と紹介。また、自身は小学6年時からオリンピックチャンピオンを夢見て努力を続けてきたと述べ、目標を持つことの大切さも訴えた。
 6年生は総合的な学習の時間で平和や、平和のために自分たちができることを学んでいる。9月には修学旅行で広島県を訪問する予定で、戦争について考える機会も設けるという。梅林励央音君(11)は「オリンピックは平和のイベントということが印象に残った」と話した。
 (袋井支局・仲瀬駿介)

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