外国人の在留資格解説 静岡市国際交流協が講演

 静岡市国際交流協会は9日、日本に住む外国人の在留資格について市民に理解を深めてもらおうと、映画上映と行政書士らの解説を組み合わせたイベントを葵区のサールナートホールで開いた。

外国人の在留資格について解説する講演会=静岡市葵区のサールナートホール
外国人の在留資格について解説する講演会=静岡市葵区のサールナートホール

 参加者は、日本で暮らすクルド人の女子高生が在留資格を失い、生活が一変する映画「マイスモールランド」を鑑賞。難民や外国人が置かれている状況について、在留資格の手続きを行う県行政書士会静岡支部の鈴木志歩さん=同区=と市国際交流協会の石黒幸子さんが説明した。
 外国人は大学卒業や失業、日本人配偶者との離婚によって在留資格を失うケースが多いことを紹介した。
 鈴木さんは失業した場合に早急に新たな就職先を探さなければならないことなどを例に挙げ、外国人労働者の不安定な境遇を伝えた。
 石黒さんは「在留資格について考え、外国人への理解を深めてもらえれば」と話した。

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