“芹沢銈介色”の文字 屏風や着物展示 静岡・駿河区

 日本の文字を題材に表現した作品を紹介する企画展「芹沢銈介の文字」が9月23日まで、静岡市駿河区の芹沢銈介美術館で開かれている。

日本の文字を題材にした芹沢の作品が並ぶ企画展=静岡市駿河区の芹沢銈介美術館
日本の文字を題材にした芹沢の作品が並ぶ企画展=静岡市駿河区の芹沢銈介美術館

 漢字やひらがなをテーマにした染織家芹沢の作品約100点を展示している。いろは歌や「春夏秋冬」をデザインした屏風(びょうぶ)、着物のほか、和紙を型染めしたカレンダーなどが来場者の目を引いている。
 芹沢が収集した19世紀の朝鮮民画も特集している。芹沢の作品に影響を与えた「文字図」や「文房図」など約70点が並ぶ。
 学芸員の田中亜美さんは「同じ題材でも文字のデザインが違う。自分の好きな文字を見つけて楽しんでほしい」と話した。
 (社会部・島田莉菜)

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