天竜区以外新名称に 26日から公募、秋に市民投票【浜松市行政区再編】

 浜松市の行政区再編でできる新3区の区名公募方法について、市行政区画等審議会は14日の会合で「天竜区は名称を変えず、ほか2区は現区名以外の新しい名称を募集する」との市の案に「異議なし」と同意した。市はこの方法を正式決定し、26日から8月25日までの日程で公募すると明らかにした。

区名公募の方法
区名公募の方法

 市は現区名を外す理由を「住民感情にしこりを残さず融和を図るため」とし、市議会特別委や各区の自治連、区協議会会長からおおむね賛同を得たと説明した。
 合併前の旧3市で唯一、区名からも名称が失われる現浜北区域では、新区名に続く字名に「浜北貴布祢」「浜北小松」など浜北の名を冠してほしいとの要望が区協議会で上がったことも報告された。
 応募要領は近くホームページで掲載するほか、チラシを配布して幅広い市民に参加を呼びかける。
 寄せられた区名案は同審議会で数点に絞り込み、9~10月に市民の投票を行って最終案を決める。選考の際は未来志向、一体感、不協和音を生まない、といった観点を重視する。
 (浜松総局・宮坂武司)

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