無電柱化で地域活性化 磐田の県道 地元住民団体が会合

 磐田市中心部を南北に走る県道磐田停車場線と磐田天竜線の無電柱化の早期実現を目指す「天平まほろば通りを考える会」は16日、同市中泉交流センターで会合を開いた。県が概要設計に入る前に、にぎわい創出につながる道づくりのコンセプトを検討し、県や市に要望していくことを確認した。

無電柱化が計画されている県道の整備について意見交換する参加者=磐田市中泉交流センター
無電柱化が計画されている県道の整備について意見交換する参加者=磐田市中泉交流センター

 同会は地元の自治会や経済団体関係者、県議、市議で構成。JR磐田駅北口から県中遠総合庁舎前までの県道約2キロの無電柱化を目指してきた。県は今春にまとめた2022~25年度の無電柱化推進計画に、このうち第2次緊急輸送路に指定されている1・3キロの整備を盛り込んだ。
 同会は、単に電線を地中化するだけでなく、安全な交通に配慮し、地域活性化にもつながる整備を働き掛けていく。会合では、グループ討論を行い、どんな整備が望ましいか意見交換した。参加者からは「県内外から人が訪れ、交流人口の拡大につながる道にしたい」などと意見が上がった。
 (磐田支局・八木敬介)

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞