豆力士「はっけよい」 清水区・廬崎神社で伝統奉納相撲 静岡

 静岡市清水区横砂本町の廬崎(いおざき)神社で17日、伝統の祇園祭奉納相撲大会が開かれた。幼児や児童ら同士の取り組みが行われたほか、沼津市の飛龍高相撲部員も招待され、子供たちに胸を貸した。豆力士への声援が境内に響いた。

飛龍高相撲部員を土俵際に追い詰めた児童=静岡市清水区横砂本町の廬崎神社
飛龍高相撲部員を土俵際に追い詰めた児童=静岡市清水区横砂本町の廬崎神社

 早朝の触れ太鼓に始まり、土俵開き、鼓笛隊の演奏などが行われた。多くの地元住民が集まるなか、子供たちは土俵入り前に塩をまいて真剣な表情で相撲を取った。
 廬崎神社の奉納相撲は1912年、かつて同区内に別邸を構えた元老・井上馨の喜寿祝賀会で、当時の皇太子(後の大正天皇)が臨席するなか、地元の青年たちが相撲を披露したのが発祥とされ、100回以上を数える。
 (清水支局・坂本昌信)

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